増築部の外周壁の解体をしました。増築したときの屋根勾配は既存の勾配だとサッシの高さが確保出来ないので、一母屋下がりにして勾配をゆるくして施工する必要がありますね。
勾配があまりに緩くなってしまうと、屋根の仕上げ材でお施主様が希望されているコロニアル瓦(平瓦)が雨仕舞の面で推奨できなくなってしまいます。カワラ棒ではご納得いただけないでしょう!
アスファルトルーフィングで対応できるのか?過去には防水工事が必要になった現場の経験もございます。
ここは完成後リビングになる部屋です。
天井は吹き抜けでご提案、写真奥の松丸太は化粧梁として塗装で納めます。
松丸太は残すのですが、母屋束は撤去したい。なのでここでも補強が必要になります。仕掛けを作らないといけません。現場ではこんな感じで開けてみての発見が数多くございます。また、屋根は断熱されていない状態ですので断熱工事も必須です!比較的新しい野地板(以前屋根工事を行なっている!)と仕上げ材の間に断熱工事を施工予定。(当社の看板工事であるセルローズファイバーでの断熱が予算的に難しかったので、グラスファイバーで今回は施工します。)
実はここが、今回の工事での一番のポイント!こちらのお宅は、現状の床レベルがすべて0なんです!玄関と居室のレベルが同じということです。以前、車椅子のお方が住まわれていたとのことです。その為、私の方は土台を変更する工事を提案していたので、土台を既存の土台より100㎜程上げることで全体の床レベルを上げる提案をしています。(玄関框も施工できます!)天井を吹き抜けにして圧迫感を感じさせない提案をしたのはこの理由からです。
ではこのバスルームの何が問題なの?
なぜかここだけ、母屋が下がっているのです。これではユニットバスは入りません。無理やり入れるとタダでさえ床レベルを上げようとしているのに、相当床を掘ってかなりの段差が付くようになってしまいます。梁方加工でなんとか対応できるかどうかが鍵になります。 続く