リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻(その4)
創業大正8年のハイウィルでは、年間を通じ、常に順番待ちになっている工事があります。
その最も多い工事のご依頼が、リフォーム一戸建ての全面工事です。
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻』では、
一戸建てリフォームを検討している皆さんに、
ご予算の中で理想としている工事をどのように実現していくか?
価格や費用をどう捉えれば良いのか?
どのような業者に依頼すべきか?についてお話します。
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻(その3)』で、
自分の想定している一戸建てリフォームがどのような仕様になるのか?
それは改装で収まる内容であるのか、それとも改築になってしまうのか。
築年数なども視野に、あと何年お住まいを維持していくのかなど、
それぞれの工事の費用がかかる点なども踏まえてお話ししました。
やはり、理想の一戸建てリフォームの中でも、
優先順位を明確にしておくことが必要だというお話しをしました。
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻(その4)』では、
いよいよ、リフォーム一戸建てのコストダウンについてお話します。
私自身、リフォーム一戸建て全面工事は、過去に数え切れない程
のお客様のお住まいを工事させていただきました。
毎度、お客様にお見積り書を作成していて、いつも思うことがあります。
それは、リフォーム一戸建て全面工事に関して、
リフォーム総工費を見た時に、いかに住宅設備機器や建材といわれるものが
その費用ウェイトの多くを占めているかということです。
ケースによっては、商品代が工事費とほぼかわらないケースもあります。
私の会社は、職人集団の専門業者として創業している会社であったため、
大手の元請け会社の下請けとして使われる立場の経験もたくさんしてきました。
その為、職人の手間の下請け・孫請け価格というものはよくわかっておりまので、
工事での品質を保つ以上、手間の費用は下げるにも限界がある
ことも同時にわかっています。
私の会社の場合、地元のお客様に助けられ、大手に100%依存する体質にはして
こなかったので、助かっておりますが、大手の下請けとして100%依存している
ような下請け会社は、本当にかわいそうだと思っていました。
大手も絶対の仕事量を出すかわりに、ありえない単価で工事をさせるからです。
すべての会社がダメだということではありませんが、
今現在も多くは、このような構図になっているといって間違いありません。
住まいづくりにおいて、もっとも大事な施工を担当する職人のモチベーションを
下げて良い結果になるわけがありません。
そのような請け方をすると坪や面積で単価が決まっているので、
職人は必要以上のことはしません。必要以上のことをしてあげたいと思うのが人間です。
しかし、心では思っていても、そこに予算がないからです。
このような状態で、良いづくりはできるでしょうか?
本来、職人は、施主様の顔も知っていて、このお客さんに喜んでもらいたい!
という高いモチベーションで、その技術で、魂を吹き込むものです。
私自身このような体験もあり、元請けとして工事をするようになってからも
高い技術者を使い、その職人には、相応の手間を出すことをポリシーとしています。
一戸建ての全面リフォームになるとまさに、職人の技術が問われます。
ここで職人を叩いてもお客様にとって良い結果には100%ならないということを
知っているからです。
長年の下請業者時代に、大手元請会社の見積もりなどのリフォーム見積もりを
見ていて思っていたのが、
ほとんどの会社が、我々の手間賃にもかなりの利益が上乗せされていましたが、
住宅設備機器や建材などにかなりの利益を載せているという事実でした。
大手はかなり仕入力がありますので、
実際の商品の仕入れは一般の工務店やリフォーム会社よりもかなり安いのが普通です。
それだけ安いなら、そのままお客様に還元すればいいのに。
と思いますが、そうはいかないのです。
大手は大手で、かなりの人件費、莫大な広告費、
場合によっては大きなショールームなどの維持費で、
相当な経費をかけているのも事実だからです。
我々工務店のような利益率では、経営していけないのでしょう。
当然、ここにたくさんの利益を載せているのです。
当時は、元請けではなかったことと大手のような仕入れ力がなかったので、
歯がゆい思いをしながら「もっと自社に仕入力があればなあ・・・」
「お値打ち価格の施工費で真のローコストリフォームが提案できるのに・・・」
と悔しい思いをしたものです。
お客様の視点からみると、高い技術者に住まいを施工してもらい、
高い施工品質で提供され、なおかつ施工以外の商品とよばれる住宅設備機器や建材
を限りなく安く提供される事が最もメリットがあることなのが
おわかりいただけるはずです。
つまり、真のコストダウンとは、良質であり、安価であるということなのです。
不良質、安価では、リフォームをする意味も無くなってしまうのです。
不良質にならないために、技術が問われる部分、特に見えない箇所ほどしっかりと
施工してもらう必要があります。
その為の一つの指標が、材料(商品)と工事を分離して、
見積もりを検討してみると言うことです。
施工内容が統一されていれば、施工費については、極端に安すぎない会社
高すぎない会社が安全です。
あとは、商品がどれだけ安く提供されているのかというところです。
商品は、基本的にどこで買っても同じもので、メーカーへの受注生産品になりますから、
新品で通常ルートの商品であれば、粗悪品ということはありませんので、
ここがどれだけ安く提供されているのかを比較することが、リフォーム一戸建ての
全面工事において最大にコストダウンをする方法になります。
何度も言いますが、ここで施工費が安すぎる会社は危険だということです。
このようなケースで契約をして、失敗している方を何度も見てきているからです。
安くてもお住まいに影響のない商品のコストダウンを最大化するということです。
物には定価が、必ずあります。
その定価に対してどこまで、安く提供されるのか。そこを見てください。
商品を安く出しインパクトを与えて、施工費にその利益を乗せる会社もありますので、
施工費が高すぎるところも危険とお話ししたのは、そういう意味からです。
改装のケースであれば、商品がパッケージされていることも多いので、
まずは、施工内容がどのような仕様なのかを比較する際に注意深くみていただくのが
前提ではありますが、最も差が出る住宅設備機器の使用を比較することを
お勧めします。
たいていのケースは廉価品になっていることが多いので、
どのレベルの商品が採用されているのかを比較してみると良いでしょう。
値段の安さに目を奪われてしまうと、結局のところ住むのに最低の仕様になっていて
すべてがオプションになって、加算されていくことにもなりかねないからです。
それぞれ、どこのメーカーの何と言う商品の定価でどれくらいの仕様なのか?
ここまでは調べる必要があります。
激安価格!格安価格!とあっても、その商品が定価50万のキッチンなのか、
100万のキッチンなのかで価格が変わるからです。
どうしてもひとくくりのワンプライスで見て安いと、
お客様は引きこまれてしまいます。
本当に安いかどうかは、中身を良く精査することが絶対に必要なのです。
改築のケースは、都度見積もりになるのが、基本になると思いますが、
ここでも基本的には同じです。
改築の場合、さらに技術が必要な工事になりますので、
施工内容を十分に確認し、見積もりが提出される際も、
どこ部位のどのような工事なのかをしっかりと説明を受けて、
頭に入れておくことです。
数社に見積もりをとることをお勧めしますが、
その際に、施工内容を共通にすることも忘れてはいけないところです。
ここがバラバラになってしまうと正確な比較が出来なくなってしまいます。
施工内容を統一させることが前提となりますが、
使用する建材・住宅設備機器についても統一することが必要です。
リフォーム一戸建て全面工事のボリュームになりますと、
新築と仕上がりはかわらないレベルの工事になります。
そのために、使用建材や使用したい商品は、
ショールームなどで実物を見て定価がどれくらいの商品かもしっかりと確かめ、
自分の納得のいく、欲しい商品で見積もりを作ってもらうことをお勧めします。
以下に一戸建てリフォームをする前に読んでいただきたい内容をまとめております。
木造リフォーム・改築を予定されている方は是非読んでみてください。
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点①
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点②
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点③
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点④
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点⑤
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