一戸建てリフォームの費用価格の注意点④
一戸建てリフォームの費用価格を意識する上で、
気になるのが費用・価格の部分です。
ハイウィルでも創業8年より今日まで、一戸建てリフォームをやってきました。
その中で、数千・数万戸分のお見積りをお出ししていますが、
お客様の視点から考えて、やはり見積書通りの金額で収まるのかどうなのか?
ここが最も気になるところだと思います。
一戸建てリフォームの費用価格の注意点④では、工事開始後の例外のお話しを具体例と共にお話ししたいと思います。
現在、私が担当している渋谷区元代々木の一戸建てリフォームを例にお話しします。
こちらのお施主様は、一戸建てリフォームは一戸建てリフォームでも、
2世帯リフォームで、規模もほぼ外壁部分と既存構造体を残し、
あとは新規にリニューアルする工事で、
ほぼ新築規模のリフォームというよりは、
大改築という工事になり、大手では4,000万程度、
弊社での費用も3000万を越える規模になります。
こちらの現場で、想定外の費用が発生した事例をお話ししたいと思います。
こちらの現場の構造は、地下が鉄筋コンクリート造(RC造)で、
1階と2階が木造という築昭和52年の建物です。
想定外の費用が発生したのが、地階(地下)での工事です。
( ブログ記事「2世帯リフォームの費用」の現場です。)
地下はもともと2世帯分の賃貸のお部屋になっていて、
現場調査に行った際も床下収納を外し、基礎まで入念にチェックを入れ
見積もりをお出ししました。
解体が始まって、驚くことが判明したのです。
躯体に穴が・・・
ガス管を通すために、新築時にガス管を通すために、躯体を貫通させたのでしょう。
もちろんお施主様は知りません。
このことをお話しすると、以前床下に水が浸水し、大変なことになったことがあり、
当時は、コンクリートの土間コンクリートに穴を開け水を抜いてもらったとのこと。
よくよく見ると、土間にあるはずのない土砂が解体時に見受けられました。
原因はこの穴からの浸水だったのです。
このまま、床を組み立ててしまえば、いつ浸水するかわかりません。
急きょ、防止工事が必要になりました。

↑の穴から雨水が侵入していたのでしょう。
数十年前に、地下の床が浸水したことがあったという話もお聞きしました。
その際、お知り合いの工事会社へ相談したようなのですが、
土間へ穴を数か所あけ、水を抜いてもらったと。。
難しい判断だと思いますが、
今回のケースでいくとその施工判断は×であったということがわかります。
一旦、雨水は、ベタ基礎に穴をあけることで、地下へ流すことができましたが、
問題の解決にはなっていなかったということですね。
一旦雨水が地下へ流れても、そこからまた水が湧きあがっていた可能性もあります。
従って、今回は写真にある穴を塞ぐだけでなく、
コンクリート土間の部分に開けられた穴塞ぐだけでなく、
基礎の立ち上がり部分と土間の溝をハツリ、そこに止水セメントを打ち、
前面に防水をかける施工方針を打ち立てました。
ただ、防水も一度建築をしてしまうとこのような大掛かりな防止工事は
出来なくなりますので、強力な防水材が必要になります。
このようなケースの場合弊社では、
木造のスタッフだけでなくRC鉄筋コンクリート造を専門に施工してきたスタッフなどの
知恵もかりて、防水材、施工方法について施工会議が開かれます。
そこで、今回使用することになったのが、
昭和電工が提供するセレシットという防水材でした。
一戸建てリフォームでは、めったに利用することない、
トンネル工事などでの防水で使用される材料です。
この防水材を溝ハツリした箇所と土間全体に塗布することになりました。
今回のケースでは、それだけでは問題の解決にはなりません。
土間に開けられた数か所の穴を塞ぎ防水をするわけですが、
水の湧き上がる力で、いつ防水に亀裂が入ってしまうかわかりません。
そのため、防水材の上に、コンクリートを打設する方針を打ち立てました。
今回の防止工事は、これらのすべての工程を含めて120万。
これは、想定をしていなかった費用になります。
一戸建てリフォームをする際、価格と費用を検討することが大切になりますが、
場合によりこのようなケースが発生することもありますので、
経験値の高い専門家に相談することを強くお勧めします。
↓は渋谷区元代々木の現場の完成写真です。
(新築の図面と解体時の柱の位置に相違があり、、柱が2本残っています。)

↓は当初より抜けない柱として、そのまま残すことになっていた柱です。

→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点②
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点③
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点④
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点⑤
また、
価格や費用をどう捉えれば良いのか?
どのような業者に依頼すべきか?
改築と改装の違いなど
につきましては
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻』という形で、
以下に選択の基準や損をしない為の正しい指標をお伝えしておりますので
参照いただければと思います。
以下に一戸建てのスケルトンリフォームをする前に読んでいただきたい内容をまとめております。
木造リフォーム・改築を予定されている方は是非読んでみてください。
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