一戸建てリフォームの費用価格の注意点?
一戸建てリフォームの費用価格を意識する上で、
気になるのが費用・価格の部分です。
ハイウィルでも創業8年より今日まで、一戸建てリフォームをやってきました。
その中で、数千・数万戸分の実績の中ですべてにお見積りをお出しするわけですが、
お客様の視点から考えて、やはり見積書通りの金額で収まるのかどうなのか?
ここが最も気になるところだと思います。
一戸建てリフォーム費用価格を検討されるお客様には
大きく分けて2パターンのお客様に分かれます。
いくらでもお金をかけられ予算がむしろないお客様は例外となりますが、
大半のお客様は予算があるわけです。
その中でも、
ご予算いっぱいに中古物件に費用をかけ、
リフォームを簡易で済ませるお客様と
中古戸建てにギリギリの予算を充てるのではなく
大規模な一戸建てリフォームを想定してリフォーム費用をそれなり残されて
いるお客様がいらっしゃいます。
前者のお客様は水まわりをリフレッシュして内装をきれいにリフォーム
外壁をきれいに塗りなおして今の間取りをそのまま活かして
新たに住まわれるためのリフレッシュ的な工事になります。
後者のお客様は、現在の家族構成に合わせた大幅な間取り変更、
階段の位置を変えたり、窓を新しくし、外壁も本来塗装であった状態をサイディングに
変更したり、ベランダもあらしく形状を変えたりと。
在来工法の木軸構造の中古戸建は自由度が高いため、
改築に発展するケースです。
この2パターンは改装と改築の区別になりますが、
弊社で扱う工事として圧倒的に多いのが、改築ですが、
改築を想定しているにもかかわらず、
都心のお客様が多いためか、
予算を中古物件にかなりかけてしまいどうしようかと
悩まれているお客様です。
ご要望が改築をせざるをえない状況のお客様です。
改装から改築へ変わる要因として、大きい要素としてあげられるのが、
階段の位置変更、玄関の位置の変更、間取り変更、
そしてサッシの取り換えなどが挙げられます。
ここではサッシの交換についてお話できればと思います。
今回は築35年世田谷区で中古戸建を購入されたお客様で
改築をされた弊社の事例でお話をします。

こちらのお客様は当初改装の一戸建てリフォーム予定で弊社に相談がきました。
お話を聞いているとサッシも変えたいということになりました。
中古一戸建て購入層の改築工事のご依頼が弊社では最も多いので、
そこでいつも思うのが、
お客様の多くは、サッシはリフォームをする際に簡単に変えられると
思っているということです。
簡単にというのは費用的にそこまでかからないだろうということです。
もちろん工事はできるのですが、
お客様が思っている以上に手間がかかりますので、
結果的に費用に跳ね返ってくるという説明をいつもさせていただきます。
というのは、
サッシ単体の費用だけではなく、既存サッシを解体し、あらたな規格寸法のサッシが
納まるよう大工工事で枠を作り直し、
新規サッシを設置、解体をした際に必ず外壁面への影響がでるため、
その部位をモルタルで補修する工程が必要になります。
既存のサッシにカッターを入れ撤去した状態が下の写真のようになります。

この時代の建物は雨戸が当たり前にありますが、リフォーム後は雨戸がありませんので
その部分は外壁になりますので外壁の下地の準備もしなければなりません。

この現場は1棟すべてのサッシを入れ替える工事のためすべてのサッシをこのように
カッターを入れ撤去します。
この切り抜いた状態に新たに設置されるサッシの寸法に沿って大工があらたな枠を作る工事
が必要になります。枠を作り新たなサッシを設置すると下のような写真になります。
部屋側からみるとわかりやすいです。

外からみるとこのようになります

このように設置されます。
既存、つまり窓がもともとあったところに新たな窓を新設する場合はこのような処理になりますが、
一戸建て全面リフォーム改築になると窓がないところに窓を設置したり、窓を塞いだり、
窓の形状を変える場合もあります。
下の写真は窓の形状を通常の腰高の引違窓から縦長の縦滑り出し窓に変更した場合の
写真です。

外壁面が増えますので外壁になる部分の下地の準備が必要です。
このようにたくさんの工程を踏まえ窓の取り換えが完了することになります。
一戸建てリフォームの費用を検討する際、窓を取り換えたい。
昔の木戸とよばれた木製の窓というお住まいは、稀に見るくらいですが、
築年数の古いお住まいはアルミサッシであってもペアガラスの住まいであるお住まいは
ありません。どうしても断熱性の高いサッシを入れたい、また、デザインがどうしても
気に入らないので取り換えたいというお客様はたくさんいます。
内窓をつけて2重サッシにして断熱性もアップさせ室内側からの内観を重視しコストダウンする
方法もありますが、やはりサッシを取り換えたいというお客様が大半であることは
ご相談を受けていて毎回思います。
外観は我慢???。。。。。
家の顔となる外観ですからやはりきれいにしたいお客様が大半です。。。笑
こちらの現場は完成後このようになりました。
家4面のうちもっとも目立つ玄関面の一面を塗料ではなく、左官仕上げで
施工しました。表情がでて重厚感が増しますね。

内観もやはり新しいサッシにすると新築同様になります。

弊社では有難いことに、このような一戸建てリフォーム工事が常に順番待ちで
6か月待っていただいたお客様もいらっしゃる、ご相談がもっとも殺到するリフォーム
なのですが、このように、中古の一戸建て全面リフォームの費用価格を考える際、
お客様が想像していた以上に費用がかかるものもございます。
購入される前に、その物件に対して、したい生活を考えた際に
どれくらいの費用がかかるかを検討してみることが
結果として満足のいくお住まいすることができるといえます。
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点②
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点③
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点④
→ 一戸建てリフォーム費用価格の注意点⑤
また、
価格や費用をどう捉えれば良いのか?
どのような業者に依頼すべきか?
改築と改装の違いなど
につきましては
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻』という形で、
以下に選択の基準や損をしない為の正しい指標をお伝えしておりますので
参照いただければと思います。
以下に一戸建てのスケルトンリフォームをする前に読んでいただきたい内容をまとめております。
木造リフォーム・改築を予定されている方は是非読んでみてください。
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